EXHIBITION & BLOG

昨晩からしんしんと降り続き、近年稀にみる大雪に。臨時休業のところも多い。在来線は運転を見合わせている(明日も)。店は本当にアーケードには助けられている。私も幸い歩いて店まで来られるので開ける。駐車場にあらかた埋まった車は見て見ぬふりをした(とはいえ、長靴とスコップが車の中なので無理やり掻き分け取り出す)。気温が低いので軽いサラサラの雪なのがまだ救い。それゆえ車が通って固められた道路は滑るだろう。誰かが付けてくれた細い歩道を歩く。
SNSに沼垂の雪情報をあげる。万が一来られる方がいたら参考になればと。結局、来店者はゼロ。来ない方が絶対良いvs誰も来なくて非常にマズいが頭の中で鬩ぎ合う。いや、こんな日は来ない方が良いに決まってる。

昨夜の暴風から一夜明け、静かに降り続く雪。寒い1日です。
お店、開けてはいますがなかなかお客様はこない。店の奥の方が暖かいので、お客様には来たらインターフォンを押してもらうスタイルで営業。この時の問題は暖房をどうしようというもの…。今日は暖房を入れていなかった。いらしたお客さんはさっと買うし良いよと言ってくれる。優しい。けど寒いは寒いのだ。悩ましい。
こんな天気の中、来てくださったお客さん、ありがとうございました。ほんと。ほんとに。

風が強まってきた。
東京では感染者が2000人を越えた。またしても補償もなく関東の一都三県に曖昧な基準の緊急事態宣言が発令された。首相の国会説明は見送られるそうだが、18時すぎ会見が開かれた。東京などにいる人たちのTLにはそれらのことが多く呟かれている。海を渡ったアメリカでは、議事堂への侵入の映像が伝えられる。
それとは別に、新潟にいる私たちはいま、外の風の強さにおびえている。とてもこわい。暴風雪の警報が出て、大雪も心配だ。水道管の凍結や風で停電したらこの寒い中どうする?とか、、
この閉塞感というか抗えなさに心が落ち着かない。
そんなときSNSに呑気に本の紹介をしていていいのだろうかとも思う。でもここで平常心を失えば一気に不安に飲み込まれる。いつも通りを心がける。が、見ない方がいいのに、不安からかSNSを追ってしまう。悪循環。
今日もお客さんはこない。春は来るのだろうか。

新年がはじまり、営業も2日目。年末年始から市内も雪が降り、昨晩も除雪車の音が聞こえていた。エアコンと石油ストーブだけでは店内は思うように温かくはならない。底冷えも隙間風も本領発揮だ。寒いと作業効率がものすごく落ちる(もともとそんなによくないのにさらに)。客足もものすごく落ちる。年末年始に帰省するお客さんも今年はお会いできず、閑古鳥がないている。
昨日は新年早々挫けた。
関東圏の感染者の増大も県内のじわじわと増えている感染者もそれを取り巻く状況も、相変わらず不安なことばかりで自粛が続いているのに、雪や寒さといったこの土地の気候風土がさらに追い討ちをかけてきた。これはまずい。直感というかこの状況がそれをありありと物語っていた。
どうにかこうにか2020年を越し、ほっとしたのも束の間。本当の現実はこれからだと思い知らされた。そして私だけでなくお客さんやお店、みなさんそれぞれが、それを越えられる余力がそれほど残っていないことも。
新年早々明るいことを言いたかったし、書いていきたかったが難しそう。この鉛色の空に覆われた場所では思考は沈んでいくばかり。気をつけなくては。

今日で丸5年。確か開店日も土曜だった気がする。あっという間でもあり、ずいぶん長かったようにも思う。正直5年も続くとは思っていなかった。だからここからは棚からぼたもちみたいな気持ちでより大切にしていきたい。
オープン前にお花を買いに行って、いつもよりちょっと豪華にする。ふふふ。今日はまず発送の手配に集中して手を動かす。ひと段落と思ったら知り合いのお店の紹介でうちに来てくれた方と話す。そのあと常連さんもふらりと。落ち着いたところでレタフロ年末年始号の挨拶文を書く。これは今日書こうと思っていたのだ。
そうこうしているとISANAのまーくんが修理をお願いしていた椅子を持って来てくれた。偶然とはいえ、5周年のお祝いみたいで嬉しい。そして細部までこだわって修復してくれたのがとても嬉しい。佇まいがカッコいい。ただ家具製作ではなく修理という本筋ではないことをお願いして申し訳ないという気持ちもある。。
そのあと5周年なんでと、チェキでカウンターにいる私を撮ってもらう。ほんとは毎年撮っていきたいと思ったのにあっさり1年目からできなかったのでアーカイブにはなっていない。「ここが私のアナザースカイ…アナザーじゃない!スカイ!」と笑いながら撮った。
大それたことはないけれど、とてもおだやかな私の日常がここに在った。