EXHIBITION & BLOG

365日(営業日のみ)
2020-01-12 22:44:35
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悪気がないことは重々承知だ。だけど毎度堪えることがある。そのお客さんにとって、近くて便利な本屋は駅横にある大型書店。なので日常的に買う本はそこでになる。うちのような小さな店舗はそんな頻繁には新刊は入ってこないので、早く手にしたいという要望にはしばしば応えられないことがある。たぶんその人にとって、うちは少し珍しい本を買いにくるところ。だから結果としてどこかの本屋で本が売れているのだからいいではないかと自分を納得させる。でも今買ってきたそれをそこの袋から出して見せられるとウッとなる。んー、ちょっと待ってくれたらそれうちにも入るのだけどなと。そういうときはもどかしい気持ちとやるせない気持ちで狼狽し、思わず張り付いたような笑顔になる。

 

no.16

『今日の買い物 新装版』岡本仁/岡本敬子(講談社)

買い物は店へのエールと語る岡本さん。ものを買わなくなった現在、買い物をたのしむ人々は貴重だ。そのものをどこで買ったか、どんな経緯で買ったか、はたまた手に入らなかったなど、ただものを買うだけでなくそこにまつわるあれこれを楽しむことは買い物の極意かもしれない。そしてやっぱり見ただけでなく買って所有するということもひとつ大切なプロセスなのだろうな。みなさんも好きなお店があれば、そこで何か買ってみてくださいね。まぁ、こういうことをお店側がいうのは何ともナンセンスですが…。

2020-01-12 00:38:02
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世の中は三連休。学生時代から通ってくれていたお客さんは働きはじめて東京へ。その後も帰省のときに時々寄ってくれる。有難いことにそういうお客さんは何人もいる。そして今日も新年のご挨拶にと寄ってくれた。しかもお土産などをくれたりして。お茶を飲みながら仕事の話しを聞いたりすると、新しい世界でがんばっている様子が伺えて頼もしく感じた。またこうしてふらっと立ち寄ってくれたら嬉しいよ…そんな思いでまたね〜と手をふり送る。そんな気持ちがほとんどをしめる中、どこかで新しいことにチャレンジし、どんどん進んでいくその姿を羨ましいと思った。いつまでたっても隣りの芝は青く見えるものだ。

 

no.16

『最後の冒険家』石川直樹(集英社)

ここまで違った生き方をしていると、もはや芝は青く見えない。ただただ圧倒されるだけだ。数々の山を制覇してきた石川さんの文章はどれもそれを体験した人のリアルな息づかいで書かれている。そんな中、山ではなく熱気球の冒険家・神田道夫さんと過ごした日々のことが書かれたこの本が印象に残っている。なんだかむちゃくちゃだ!と思う反面、その場に立たされたとき瞬時に下す判断が生死をわける。きっと街に暮らす私たちには想像もつかない景色が広がっているのだろう。

2020-01-11 00:05:56
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久しぶりのお客さんが店に入って来るなり「がんばってるねー」と言ってくれた。その屈託のない笑顔が妙に嬉しかった。でしょでしょとつい言いたくなるような感じ。その前にSNSで見かけた投稿にんーーーとなっていたので、余計にスッキリしたのかもしれない。あと亀山さんの展示、先日新潟日報に展示情報が載った影響でうちを知らなかった年配の方がいらしてくれる。そしてそういう方々は往往にして入場料は?って聞いてくれて、無料ですと答えると悪いねぇと言う。こちらこそ新聞の情報を頼りに、足を運んでくれてありがとうと思う。きっと気になったら行ってみるが染み付いているんだろう。

 

no.15

『張り込み日記』 渡部雄吉(ナナロク社)

新聞…新聞…と頭に思い浮かべて思いついたのは新聞とは関係ない、この本。昭和33年、殺人事件の真相を追う実際の刑事の捜査を撮影した写真はまるで映画のよう。新聞にも街にも情報は記されていて、残っている。それを見つけるかどうかはその人次第。SNSなどない世界を生きてきた人たちはきっと情報を見つけたり調べたりする力がいまの私たちよりずっと高いのかもなぁと思う。

2020-01-09 20:32:05
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めまぐるしく変わる世界情勢。SNSでどんどん流れてくる情報。何も出来ない自分にもどかしさと不安を感じつつ、実際本当の意味で切羽詰まった状況に置かれていないとたかをくくっている。結局自分の身に起こらないと動けないのだろう…そんな風に思う自分にげんなりしつつ、絶対に戦争は嫌だと思っている。こればかりは身に起こってからでは遅い。

そんな中、今日も新潟はらしくない晴れ。いつもなら冬の陽射しはすごく嬉しいはずなのに、この暖冬に大丈夫なのか地球?と思ってしまう。おだやかな陽射しを歩く通りを眺めながら平和な日常はちょっとしたことで脅かされてしまうと考える。自分も当事者であることを忘れてはいけない。んーなんだか今日はまとまらない。

 

no.14

WE LOVE HONG KONG』ERIC(赤々舎)

そんな今日、ERICのこの写真集が届いた。歴史としてこの事件を追った写真集がこちらです。というのではなく、香港デモの渦中を捉えた写真は、リアルなスピード感を持ってこうして本になった。この写真がどんな意味を持つのかを私たちはまだ知らない。それでも最前線にいる彼らを今自分の眼で見ておくことは意味のあることのように思う。

2020-01-06 23:22:58
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今日から仕事始めの方も多かったのではないでしょうか。そんな中、顔を出してくださるお客様もいてありがたい限りです。辺りもすっかり暗くなった頃、旅行で初めて新潟を訪れたお客様が2人。店内を見て回り聞こえてくる会話から好みがしっかりしているなぁと思った。あぁいうのは好きじゃない、こういうのにふれてきたと。そしてその方はスッと自分が興味のありそうな1冊を買ってくれた。あぁ本を買うことに慣れている方だなぁ。自分の好きなものを好きと相手に言えること、そしてそれを聞いてそうなんだぁと受け入れること。そのちょっとしたやり取りで良い関係なんだなぁと思った(きっとそんなこと考えずともなのだろうけど)。

帰りがけに明日もまだ新潟にいると言うので、いくつかオススメを伝える。すぐに調べて、マップに保存していく。そのスピード感とあっけらかんとした感じが清々しかった。新潟のどんよりした曇り空では息苦しくなってしまうかもですが、たのしい旅行を。

 

no.13

英ちゃん 弘ちゃん』若木信吾(アマナ)

雑誌、広告、写真集、写真展、様々な分野で活躍する写真家・若木信吾が長きに渡り撮影している幼なじみをまとめた写真集。その素朴さは普段眼にする雑誌や広告写真とは一見かけ離れているように見える。でも彼らと過ごす時間や独特の距離感は、若木さんのコミュニケーションの原点のように思う。ふっと心許せる場所があることはその人の人生において大きな支えになるのだと思う。

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