日々

#思考整理備忘録
2019-06-30 17:10:34
諦めることで浮上する

あるときから接客を諦めてしまった。

 

いまでも普通に接客はしているから、

こう書くと語弊がある。

 

でもやっぱり諦めてしまったのだ。

 

本を手に取ってほしいし、見てほしい、

そんな気持ちから「あれ良いですよ、これ良いですよ」と

色々出したり見せたりしていた。

もちろんそれを楽しんでくれる人にはいまもしている。

けど、それは反応があってのことだ。

 

自分が良いと思ったものを提示しつづけて、

それがハマらなかったら仕方がない。

だが、良いですね〜と言われたまま

本はまた本棚に戻っていく。

それが続いていくと、

あぁこの人はもう興味がないんだなというのが分かってくる。

そういう人におススメし続けるのは正直しんどい。

たぶん、おたがいに。

 

だから接客を諦めた。

最近はそういう人にもう自分からおススメすることはなくなった。

 

いやいや接客するのが仕事だよ!と言われればそれまで。

けれどそれ以上にいろんなものがそのとき折れたのだ。

 

そうなるとこの数年小さく小さく育ててきた自信みたいなものが

さらさらとなくなっていくのがわかった。

 

本をすすめて、否定されるのがこわくなった。

だからやめてしまった。

 

 

けれど、扱っている本に罪はない。

売りたい本ばかりだ。

そしてその本を必要としてくれる人に届けたい。

 

向いている方向を変えてみたら、届く人がいた。

その価値をわかってくれる人もいる。

伝えたら伝わってくれる人がいる。

 

そう思えたのはつい最近だ。

まだまだその実はわからない。

けれどやはり自分が良いと思ったものは良いと言い続けていきたい。

それがこの店で買ってくれる方への誠意ではないか。

2019-05-21 18:33:28
支える人

ここ数年、5月は富山と群馬で本を中心にしたイベントに出店している。どちらも本当に気持ち良く、たのしく過ごさせてもらっている。もちろん本が売れるというのもある。が、何よりこれらのイベントを支えている運営スタッフが本当に良い人たちなのだ。

 

自分がこの規模のイベントを主催したらと考えるとできるとは思えない。。きっとすぐに焦ってイライラしてバタバタしてイベントを楽しむ余裕はないと思う。そしてそういう空気は全体の雰囲気をわるくする。。考えただけでたのしそうではない。。

 

でも富山も群馬のイベントも心地よい雰囲気が終始漂っているのだ。来ているお客さんも出店者も運営スタッフもみんなたのしんでいる。これってできそうでなかなかできないこと。こういう人のもとに人は自然と集まってくるんだなあと思う。

 

準備、当日、搬入、撤収、片付け、、、大変なことは山ほどあるけど、それを笑顔でこなすその人たちの姿に憧れる。今年もたのしい時間をありがとうございました。

2019-04-26 19:47:39
切り開く人

先日、現在開催中のフランソワ・アラール写真展「Saul Leiter」 の関連イベントとして、映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」 の上映会を行いました。当日は配給を行っているテレビマンユニオンの大野さん、美術館でのソール・ライターを企画したコンタクトの佐藤さんが来てくれ、上映後にはアフタートークを行ってくださいました。

当時、日本での知名度がほとんどなかったソール・ライター。そんなソールの映画を、きっと日本で彼の写真は受け入れられるからと日本での上映までこぎつけた大野さん。そして日本でソールの展示をいつかしたいと思っていた佐藤さんの元へ様々なタイミングで“そのとき”がやってくるのです。本当におふたりの行動力や実行力はカッコいい。

まだ知られていないもの、だけど良いと思えるもの、それを信じてそういう道なき道を進んでいく。その姿勢はほんとに見習うところが多かったです。そして、そんなおふたりがこれは日本で!と眼に留まったのがソール・ライターです。

アフタートークのとき、展示に足を運んでほしいということを何度もおっしゃっていました。今回の展示が終われば、作品はNYに戻ります。日本でそれも新潟でこれらの作品を見る機会はもうそうそうないはずです。少しでも気になるなと思ったのなら行ってほしい。話はそれからです。

そして展示をやっていることを知らなかったというのはもっと悲しい。だからこんな階層の深いブログをここまで読んだあなたは、ソール・ライターのこと、万代島美術館での展示のこと、BOOKS f3の展示のことをぜひ誰かに伝えてほしいのです。お願いします。

 

2019-01-26 21:51:33
考えること

展示を見る見ない、イベントに参加するしないなんてのは(企画するこちらとしては来てほしいが)それは誰かに言われてするのではなく自分で決めたらいいと思っている。あぁ口うるさく言いたくないと思いながら、気づいたら今日も想いの丈をしゃべってしまっていた。。

 

まだトークも開催していないのに、色々言うのはどうかなと思いつつ…。

今回のトークイベントについて龍崎さんと理恵さんと検討していたとき、お客さんの中にはzineをつくってみたいけど…あと一歩が出ない人が多いなあと感じていたので、zineのHOW TOのようなイベントはどうですか?と提案した。けれど今回そのイベントは実施しない。

そもそもzineはもっと自由な表現方法であって、誰かに決められたルールに則ってつくるわけではない。それを形式に当てはめることはしたくないと二人は言った。慎重になっていると。その通りだなあと思った。そこはお客さんに合わせるところではないなと。それより写真家自身に写真の話をしてもらって、自分の作品と向き合ったり、何かつくりたくなるような考え方を刺激するトークの方がいいなあと。

 

ふと、お店の中に答えを求めすぎて、井の中の蛙になっていたと気がついた。あぶない危ない。

自分自身がクリエイティブな方でもアイデアが豊富なわけでもないから、どうしても何か答えがほしくなってしまう気持ちはすごくよくわかる。けど、自分の作品や写真、表現をかたちにできるのは自分しかいないのだ。つくりたいならどんな不格好でもいい、つくってみればいい、手を動かして見ればいいと思う。そうすることで何か見えてくるかもしれないから(これは自分自身にも言っている。。)お店ではそのヒントになるような本を置いているつもりだし、そんな展示をしているつもりだ。もちろん、それがきっかけでお客さんだったその人から何か新しいものを見せてもらえたらこの上ないなぁと思う。

 

もう色々期待するのをやめた…と言いながらめちゃくちゃ期待してるじゃん!と書いていて思ったが、そのシーンを面白くするのはお店というよりもお客さんひとりひとりなんですよ。そんな中で、お店は何が出来るのかを私は私で考えなくちゃですね。

 

トークイベントは、2/9(土)18:30からです。何かちょっと気になったら来てください。

TALK EVENT「鈴木理恵×龍崎俊×飯塚純」

2月9日(土)18:00開場 18:30〜20:00

定員:20名 参加費:1,500円

事前申し込み:https://goo.gl/forms/kXn25jruDfEQ8QLX2

2018-12-20 01:03:34
丸3年

今日でBOOKS f3は4年目に入りました。

正直この1年はしんどかったです。

1、2年目はやる気と気合いで乗り越えてきた部分があったけど、3年目はそれが出来なくなりました。考えては怖くなり、やってみては落ち込んで、反応もない、もう期待をやめ、あきらめを覚えました。時代のせい、場所のせい、やりがちです…誰かの、何かのせいにするのは簡単です。だけどそう言わずにはいられないくらいで、愚痴ってばかりです。よくないですね…。

だからこそ、これからはBOOKS f3としての姿勢が問われるなと思いました。いまは、自分がやりたいこと・やりたくないこと、出来ないこと・出来ることが徐々にわかってきました。私が出来ることはほんとにちっぽけです。そう思ったら随分ラクになりました。そしてもうダメだ…と、くさくさしていたときに手を差し伸べてくれるのは、これまでやってきたことをちゃんと見てくれている、応えてくれる人たちです。そういう人たちが居てくれると思うとほんとうに救われます。いつもありがとうございます。

そんな気持ちの上り下がりが今年は本当に大きかったです。だからSNSでは“無事”4年目をと言うことができませんでした。しいて言うなら“なんとか”4年目を迎えました。という感じです。だって、明日明日がわからないから。

 

でも今日現在、私はまだBOOKS f3を続けていきたいです。

だから、この1年もどうぞよろしくお願い致します。

 

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