EXHIBITION & BLOG

#思考整理備忘録
2020-06-18 11:52:39
表記
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ちょっと写真をプリントしに某量販店へ行った。

そこは窓口で受付をするタイプと簡易機械でするタイプがある。機械は3種類並んでいた。その日、2Lサイズ・半光沢のプリントをつくりたかった私は、その中からどれにしようと悩んでいた。機械の上には、L、2L、KGとか光沢、半光沢とか分割、フォトフレームなどが作例とともに飾ってあった。その中で作例も半光沢のもので2Lができると書いてある台を選んだ。

タッチパネルで選んでいく。あれ、光沢・半光沢を選ぶ項目がないままお会計まで進んでしまった。これは何か違うぞとスタッフの方を呼ぶ。一旦キャンセルをして、もう一度その人は私がやったおなじ流れで行っていく。途中でとまり、ちょっと待ってくださいねと違う台をいじり出す。結局、半光沢はこちらの機械ですね。と言われた。しかし、できるサイズはLのみとのこと。それだけ告げてその人は去っていった。

 

んー、2Lの半光沢はどこいったよ?

窓口でしかできないならそう書いておいてほしいし、作例とかのPOPをつくるのも大いに結構。ただ、正しい情報を載せてください。必要な情報が埋もれてしまっているPOPはただ混乱させるだけだ。この場所はなにも伝えてくれない。わからなかったらスタッフが案内します!というPOPの向こう側で先ほど対応してくれたスタッフがこちらの迷いなどまるでなかったように業務に戻っている。

正直かなりイライラしながら2Lの光沢をプリントして、その場を去った。なんだかやるせない気持ちになった。。

データで満足のこの時代、わざわざプリントをするってことは結構その写真が大事なんじゃないかと思う。そういう人がプリントって面倒とか、もういいやって思ってしまうような対応だけはしないでほしい。まー私が単に理解力がなかっただけなのかもしれないけど。

 

自分も何かを伝えるという場面がある。そう言ったときに惑わせたりわかりにくかったりならないよう、自戒も込めて。

2020-04-09 23:14:22
本屋という立ち位置
本屋という立ち位置

7都府県に緊急事態宣言が発動され、関東に住む友人知人は続々とリモートワークに移っている。7都府県の本屋さんも休業を余儀なくされているところも多く、みな様々な葛藤を抱えつつお知らせをしていた。うちも店にいらっしゃるお客さんの数はぐっと減った。でも今はそれでいいと思っている。無理に動いて感染を拡大させるべきではない。営業を続けているうちがそれを言うのは矛盾しているが、そう思う。

こうした状況に伴いWEBSTOREを利用してくれる方が増えた。それは本を必要としてくれる人がいると実感できることのひとつ。そして改めて本屋という役割を考えるようになった。正直本の注文を躊躇することがある。ちゃんと支払えるのだろうか…と否応無しに頭を過ぎる。そんなときある本の注文をした際、送られてきた本に版元から「これらの本がお客様の心を救ってくれますように」という一筆が添えられていた。また別の版元からは、使ってくださいと小さな心遣いが入っていた。みな大変なことは変わらないのに、そうしたひとつひとつが身に沁みる。これらの本をお客様に手渡すことはお店としてできることだけど、それを届けてくれる人、作っている人、著者が必ず居て、その人達の思いも一緒に乗せているのだと改めて気づかされた。

 

そして、お客様からもお声をいただくことが増えた。WEBSTOREを利用してくださった方がわざわざ感想を伝えてくれたりして、ちゃんと届いているんだと実感する。そしてお店を応援している方からも心配してご連絡をいただいている。そのひとつひとつが本当に励みになっている。ふとすると泣いてしまいそうなくらい嬉しさがこみ上げる。

 

お店としてできることをやるしかない。本屋は本を介して思いを届ける仕事なのだと思っている。

 

2020-04-03 00:02:02
#行くはずだったLAABF2020
#行くはずだったLAABF2020

本来なら今頃、ロサンゼルスで搬入を終え、明日からの決起会をしているところだろうか。

 

ことの始まりは昨年の秋、小林茂太さんの展示期間中にまで遡る。いやもっと前、次回作の構想を聞き、色々と話していたときだ。デザイナーを探していた小林さんに、会ったこともないのに(そこのレーベルの本は入荷していた)素敵な写真集をつくるなぁと思っていたデザイナー・宮添浩司さんはどうだろうと勝手に勧めたのだった。そして小林さんはあっという間にアポをとって、宮添さんにデザインをしてもらうことを決めていた。その行動力には驚いた。そして昨年夏、東京にPOPUPイベントをしに行った際、二人で来てくれ少し話をした。その時、小林さんが海外のフェアにつくっている写真集を持っていきたいと言っていた。宮添さんと私たちも連れて行ってくださいよ〜とノリで話していた。そして、秋。小林さんの展示在廊中にLA ART BOOK FAIRのエントリーがはじまった。とりあえず出すだけ出してみましょうか?とドキドキしながら、英文をつくり応募したのだった(作業したのは小林さん)。それからしばらくして、応募が通ったとの連絡があった。ドキドキした。いつしか3人のスレッドが「待ってろLA」という名に変わっていた…笑。そして2月はじめ、新宿でこれから準備することなどを確認しあった。というよりは楽しみなことを話し合っていた感じで、最後に「次に会うのは羽田ですかね!」と言って別れた。

 

それからの状況はすでに全世界が知っての通りだ。新型コロナの影響により、LAABF2020は中止が決まった。

 

仕方ないこととわかっていても、残念な気持ちは湧いてくる。でもそれをぶつける先はない。無常にもGoogleMapには行きたいと思っていた場所にピンが差されたままだ。だけどこれで終わりではない。LAABF2020はオンラインで開催しようとする動きになっている。それに合わせ、私たちも何かできないかと例のスレッドが連日活発に動いた。予定通り小林さんの写真集は出来上がっている。それをこのタイミングでみてもらおうという流れだ。特典の栞は宮添さんがつくってくれた。物理的に行くことも会うこともできないが、せめてもとインスタのライブ配信も行うことにした。こんな時だからこそ、できることを考えたい。不思議とそのことを考えているときは、気持ちがしゃんとした。こんなときだからこそ、たのしいことを考えるのは大事だと思った。

 

TOKYO ART BOOK FAIRにも出たこともなく、ひとりではきっと海外のフェアに出ようなんてこと思いもしなかった。誰かと一緒に何かを目指してみるというのはひとりでは行けないところに連れて行ってもらえるのだなあと改めて思った。小林さん、宮添さん、本当にありがとうございました。

 

ということで前置きが長くなりましたが、2020.4.3 fri 20:00〜 インスタライブ配信行います!BOOKS f3のインスタをチェックしてください。小林茂太さんと2画面でお送りする予定です。宮添さんもコメントで参加してくれるそうです。小林さんの新刊『cairn』の予約受付も致します。よかったらご覧ください。

 

2020-04-03 00:43:49
誰かと何かをつくること
誰かと何かをつくること

「#行くはずだったLAABF2020」でことの成り行きを話しているが、今年LA ART BOOK FAIRに行くつもりだった。

 

小林さんと宮添さんが新しい本をつくっている様子をみて、なんだか自分も何かつくりたくなって、もう自分で制作することはないと思っていたのにZINEをつくろうと思い立った。ひとりでつくるのではなく、いつか一緒に何かできたらいいなと思っていたイラストレーター・Toshinori Mutoさんに声をかけた。LAABFに間に合わせる為、なかなか時間がない。ほぼ毎週ドローイングと写真を持ち合い、ZINEの方向を決めていった。誰かと一緒に制作をすることがないのでその作業はとても新鮮で、毎回発見がある。不思議と互いに持ち寄るものがカチッとハマるときがある。これにはこれだよね〜と。そこからまた次のアイデアが浮かんできたりとにかく楽しかった。トライアンドエラーを繰り返し、しっくりくるものを選んでいく。その「良いよね」という感覚が似ているのかもしれない。

 

そんなムトーさんはもし学生時代、同級生だったら、きっと話すこともなく過ごしていたと思う…笑。それぐらい、お互い通ってきたものも年代も違う。けれどこうして一緒にできたのは、互いにリスペクトを持っていたからだと思う。あぁ大人になると視野が広がって生きやすくなった…とこういうときにつくづく思う。こうしたい、これはどうだろう、それは違う、こっちがいい、そんな自分の意見を言うのが苦手な昔の自分だったらきっとやりたいと思ったことを口にできなかったと思う。

 

今だって苦手だけど、私の意見にいつもちゃんと耳を傾けてくれたムトーさん、ありがとうございました。

 

出来上がったZINEをみて、ちゃんと自画自賛できてよかった。やりたいことができたということはなんとも充足感がある。ものができるとその先を考えたくなる。展示をしたいとか…その構想はすでにあるので色々落ち着いたらぜひ実現したい。

 

LAもそうだしこのZINEもそう。今年はいままでやってこなかったことをやれている。それは決してひとりでは見ることができないものばかり。誰かと何かをするのはそんなに得意ではないのだけれど、たのしいと思える今日このごろ。

 

2020-03-27 19:53:00
要請の範囲
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新型コロナウイルスの分岐点ともいえるときが来ている。さらには東京オリンピックも延期が決まり、次々に新たな感染者が浮き彫りになってきている。連日報道されているニュースを注視せざるを得ない。いつになったらこれは収束しますと誰も決められない。見えないそれはじわじわと不安を増幅させていく。具体的な対応策が示されないまま、今週末、東京は外出の自粛要請がしかれた。食い止めるためにはその対応は必要なことだと思う。

わかっているつもりだが、いや実のところわかっていない。。

ニュースの情報は主に東京のことだ。自分のTLにも東京の人の投稿は流れてくる。その人たちは一様に休業を余儀なくされている。その自粛要請は東京でのことで、新潟にはその要請はいまのところ出されていない(新潟県知事は、東京への移動を控えるようにという発言にとどまっている)。どうもそこに意識の開きがあり、店の近辺は人が少ないながらも歩いていて、実際私は店を開けている。だが、すでに新潟も感染者が30名に達した。自分は絶対に感染しないなんてことはまったく思わない。むしろ自分も感染者になりうるし、自分を通して誰かに感染が拡大してしまうのではないかと不安になる。

正直休みたい。というか少し気持ちが疲弊しているという方が正しいかもしれない。私が心配性なだけかもしれないが、いま無理して開ける必要はないと思う。

その一方で、いまは展示をやっているから自分の都合だけでは決めきれない。その人にとっては時間をかけて辿り着いたものだと知っているから。それに加え、こうしたときだからこそ本を必要としてくれる人がいることも知っている。ただでさえ混雑するような店ではないので、十分注意した上でひとときの息抜きをしてもらいたいという思いもある。

もちろんしばらくの期間閉めるとなればそれは自分の収入に直結する。それは現実として立ちはだかってくるし、それでまた気持ちが萎えてくる。なんだかんだと言っても結局店は開けていたいのだ。でも、、でも、、と堂々巡りしてしまう。

答えは出ていないが気持ちの整理のために書いておかないと、なんだか気がめいってきそうだ。こんな風にうだうだと書き綴るくらいに自分が不安がっていることに正直ビックリしている。もっとドンと構えていられるのかと思っていた。経験のないことにめっぽう弱い。

 

 

 

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