EXHIBITION & BLOG

Event Report
2020-04-26 00:08:47
【展示後記】3/20〜4/23 Takaaki Mizusawa 写真展「自私」
【展示後記】3/20〜4/23 Takaaki Mizusawa 写真展「自私」

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今回、新型コロナの影響で思うようにお客様に見てもらえない中、展示を行っていただき、まずはミズサワさんありがとうございました。

ミズサワさんは妻・陽子さんを付き合っている頃から結婚、妊娠時期、そして現在までずっと撮っていらっしゃいます。今回は第一子妊娠時の写真をまとめた写真集をつくろうと思っているという話から、ならばその発売に合わせて展示をしましょうと提案しました。ミズサワさんの写真は「LIGHT」の活動を通して、数年前から見させていただいているので、どんどん写真で表現したいことがクリアになってきているのだろうなと思っていました。

「自私」はミズサワさんの揺れるこころが映し出されていると思います。陽子さんと出会ったことで、彼女が人生の生きる意味となったミズサワさんは失うかもしれない不安と独占欲に支配されつつも、愛おしさと幸せの日々を行き来します。なので写真には、一見すると穏やかで幸せな陽子さんが写っています。なので風景の写真にこそ、そのゆらぎが写っています。何を撮ってもどこかに陽子さんの姿をみてしまいます。

正直自分ならそのまっすぐに向けられるレンズに耐えられなくなるかもしれないと思いました。それくらい陽子さんへの執着を感じます。自分のものにしたいと。

 

今回、展示と写真集に合わせ文章をまとめたZINEの制作も同時並行して行われました。それはデザイナーさんがはじめた□pressというレーベルが主導しまとめました。そこには、陽子さんとの出会いから彼女に惹かれ自分の感情が抑えられなくなく過程が事細かに記されています。ミズサワさんにとってそれは多分、はじめて自分の感情や想いを言葉にすることで、これまで写真に潜ませてきたものだったのではないでしょうか。

それを読んだミズサワさんの知人は様々な感想を持ってくれました。みんなが語りたくなる写真や文章というのはひとつしっかりとしたちからがあるなと思います。

ミズサワさんは、はじめはお客さんでした。うちがなくとも何かしら表現することをしていたと思うので安心していますが、こうして見る側から見せる側になったことは、偉そうですがお店としてとても嬉しいことです。

 

ミズサワさんの写真集『自私』と文章のZINE『在心里』は引き続きWEBSTOREにて販売中です。

さらにさらに、YouTubeにてトモ・コスガさんが行っているポートフォリオレビューに近々登場するそうです。

今後が楽しみです。

 

2020-02-11 17:45:57
レポート:2/1(土)山谷佑介 TALK EVENT
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2/1(土)に山谷佑介 ヨーロッパツアー帰国報告展覧会andトーク 2020「I came back home」を開催しました。山谷さんの地元・新潟では幼なじみでよしもと新潟県住みます芸人として活躍する関田将人氏を迎えトークを行いました。

そもそも今回は、山谷さんが暗闇でドラムを叩き、連動するカメラがフラッシュを炊き山谷さんや観客に向けてシャッターが切れ、それが随時パソコンとプリンターを経由して会場にプリントアウトされていくというパフォーマンス作品「Doors」を引っさげ、ヨーロッパツアーを行ったことからその報告会として全国各地をまわるというイベントでした。

店内には、ツアー中に取られた写真、プリントアウトされた3500枚以上の山谷さんや観客。それを選んで持ち帰って飾っている人に写真を送ってもらったという写真を額装して飾りました。

 

トークでは、ヨーロッパツアーの珍道中の話もインパクトがありとても面白いのですが、このシリーズを通して「写真」というものの本質に迫っていく話が絶品でした。パフォーマンスでは、暗い中で山谷さんの残像が強引にまぶたに焼き付けられるわけで、それはきわめて写真的と言える。対象を撮る側である写真家が撮られる側になることで見えてくるものがあり、自分の意図しないタイミングでシャッターが切られることで意識と無意識も浮かび上がってくる。無意識を考えてのことであるのに、イベントのあと送ってもらった写真はとても意識されたものであったりする。そうすることで自己と他者との“コミュニケーション”というものに気づいたという。そして、全てを取り払ってパフォーマンスをした先には写真の暴力性ではなくHappyなものがあったと。この一連がまた次につながっていくのだなぁと感じる。さらに幼なじみの関田さんと話すことで、山谷さんの“カッコつけ”の側面が浮き彫りになり、今回のツアーで一皮剥けたのではという気づきがあったのも面白かったです。

 

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2020-01-28 18:26:46
【展示後記】12/19~1/27 亀山亮 写真展「山熊田」
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今回は何といっても熊の毛皮がインパクトありましたね。

そして新潟県村上市(山形との県境の小さな集落)の写真ということもあり、老若男女の方にお越しいただききました。みなさん思い思いに受け取ってくれ、考えてくれたのがとても印象的でした。というのも、私自身とてもいろんなことを考える機会になったからというのがあります。

亀山亮さんが『山熊田』という写真集を発売するまで、正直新潟に暮らしながら“山熊田”という地域を知りませんでした。そして写真集を見て、現代にこうした暮らしがまだ残っているのか!と衝撃を受けました。今回、展示の前に自分自身でも見てみたいと、車を走らせ山熊田へ行ってきました。そこには、写真でみた風景が相変わらずそこに在りました。そこでの営みのひとつひとつに私はいちいち「わー」とか「へー」とか言っていたのですが、集落のみなさんからしてみたら、何ら変わりないいつもの日常なのです。50人をきっている集落のこれからや、伝統的な生業のこれから、続いていってほしいという思いと、それに対して何も出来ないちっぽけな自分をまざまざと思い知らされて、どうしようもなさを抱えて帰りました。というより勝手に色々考えてモヤモヤしたのでした。。笑

結局、私にできるのは今回こうして展示をすることだけで、それ以降は見た人自身がどう思うかにゆだねるしかないということでした。なので、今回はいつもよりもお客さんとどう思ったかを話す機会が多かったように思います。

 

そしてギリギリで決まったトークイベント(熊狩りに行った翌日にトークというハードなスケジュール…)。

亀山亮さんとライターで今回の熊狩りにも同行された山川徹さんによるお話。

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蓋を開けてみれば満員御礼。みなさんの関心の高さが伺えました。

そして、その中で印象的だったのが亀山さんと集落の人たちとの距離感です。写真をみればわかると思いますが、とても近く自然な表情を写しています。そうなると中に入り込みすぎてしまいそうなところですが、彼らへの尊敬を忘れず不用意に立ち入りすぎないその距離が抜群なのです。そして、これらの写真を撮ったことで、彼らの暮らしをどうにかしようとは思っていないということ。そういうエゴがないのです。集落の人たちにとって、マタギやシナ織、山焼きは生活の延長線上にあること。だからそういう文化がなくなってもそれは仕方がないこと。自分たちには決められない。と割り切っているのです。それはそこを撮る人にとって全うな関わり方だなあとしみじみ思いました。そして、自分が行ったときに感じた何かしたいと思ったそのエゴを恥ずかしく思いハッとされられました。

 

…最終日、集落に暮らすジュンコさんとつよしさんと集落に通っている方が一緒に来てくれました。展示を見てくれて、何でもない話しを笑いながらできて、あぁ展示をして良かったなぁと実感しました。

関わってくださったみなさま、見にきてくださったみなさま、何より亀山さん、ありがとうございました!

2019-06-20 18:55:45
レポート:6/15(土)『セントラル劇場でみた一本の映画』発行記念 トークイベント 「場、ものが持つちから」
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6/15(土)は久しぶりの単発イベント。

『セントラル劇場でみた一本の映画』刊行記念 トークイベント「場、ものが持つちから」でした。

今回のきっかけは、5月に出店した「BOOKDAYとやま」でした。この本をひっさげて出店していたペトラの3人。その中のデザイナー・伊藤さんは以前からの知り合いで、この本見てみてと手渡してくれました。

仙台にある映画館「セントラル劇場」の閉館に伴い、何かできないかと元観客・福原さんと元映写技師・村田さんが企画・編集し、伊藤さんと一緒につくった一冊の本。33人のさまざまな方からセントラルでみた一本を選んでもらい、それについてエッセイを書いてもらう。掲載されているのは映画の内容ではなくそのときの思い出や前後の記憶。これを映画館側がつくるのではなく、そこに集っていた人たちがつくったことが何だか羨ましく感じました。

出店の合間に読んでいると、不思議と自分の記憶にある映画館での思い出が頭に浮かびました。この本のことをもっと知りたいし、お客さんにもこの3人に会ってほしいなと思い、何かしませんか とお声がけさせてもらいました。

 

イベント日も含め、3日間の滞在。

とっても良い時間でした。

みんなで咲花温泉の花火大会を見に行ったり、仙台からヒッチハイクで来た学生さんがタイミングよく来てくれたり、シネ・ウインドさんの映写室を見せてもらったり、話を聞いたり、、

 

トークイベントも沢山の方が来てくださり、話を聞いてくれました。

福原さんも村田さんも普段“記録”することに携わっているので、こういう形になったのは何だか納得できました。印象的だったのは、これは仙台の映画館での話ではあるがそれにとどめるのではなく、知っている人だけの思い出に浸るでもなく、手に取ってくれたひとりひとりにアクセスできるようにつくっているという話。また、ひとりの記憶に優劣をつけないための工夫やいろんな人がアクセスできるように少し引いた視点を意識されていました。まさに最初に読んだときに感じた自分の体験を思い起すような仕掛けがされていたのだとわかりました。

ひとつ何かをしようと思ったときに、ここまで徹底して考えて話し合って形にして、さらにそれが広がっていくというのは理想的だなあと思いつつ、こんな風に向き合ってやれていることは少ないなと自分の浅はかさを痛いほど感じました。あと、3人と一緒に居て思ったのですが、聞き上手なんです。相手のことに興味をもってくれて聞いてくれるのです。そういう姿勢ひとつとっても、すごく良い刺激になりました。

 

お客さんたちもその静かだけどアツい想いを感じてくれたのか、本を買うという目に見える形で反応してくださった方が多くて、あぁ伝わっているんだなあと嬉しくなりました。

写真は、映画館ということもありイベントに合わせて伊藤さんがつくってくれたポップコーンの箱に入ったTシャツ。そして、3Dメガネ(横に本に掲載されている映画タイトルが記されているのです!)。

 

福原さん、村田さん、伊藤さん、シネ・ウインドの村山さん、各所でお会いしたみなさま、ご参加くださったお客様、ありがとうございました。

 

『セントラルでみた一本の映画』は引き続き小店店頭、WEBSTOREで販売中です。

2019-05-21 17:57:42
レポート:5/18,19 「敷島。本の森」
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今年で3度目の出店になる「敷島。本の森」。

お天気にも恵まれて気持ちの良い2日間となりました。

 

広い公園にゆったりと配置された各ブースは、ほどよく周りを見渡せて、常にお客さんが本を見ていたり、お散歩したり、子どもがかけまわったり、いつも思うのですが、本当に会場の雰囲気が良いんです。

 

「前も出てたよね」とお客様から声をかけてもらったり、このイベントでお会いする群馬のお客様や、新潟出身のお客様、持って来た本を共通に話ができたり、少しずつ顔を覚えてもらえているのかなと嬉しくなります。そしてみなさんゆっくり本を選んで出合って買ってくださるのです。

 

主催のフリッツ・アートセンターさん、出店者のみなさん、来てくださったお客様、今年もたのしい時間をありがとうございました!こちらもまた行きたいと思うイベントです。

 

…持ってくるはずのテーブルや看板を忘れて見にくいブースになってしまい。。すみませんでした。。

次回は忘れものゼロを目指します!

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